【外部】ファントム感想と比較②
おもさげはリンクを埋め込む術を覚えた。
はてなブログ使いやすいわぁ。超便利観劇日記投下場と化してる。
開発者にありがとう。
前記事はこちらです↓
後半はもうちょいぎゅぎゅっとまとめられたらいいな.......。(フラグ)
それでは早速外部版ファントムの感想の続きを書いていこうと思います。
※今回もネタバレあります。引き続き自衛お願いします。
衣装が謎すぎる
今回の外部ファントム、まーーーじで衣装が謎だった。
何がってビストロのクリスティーヌのあの独特すぎる衣装よ。
あれが今の流行りなのであれば私はもう流行についていけなくていいですと思いました。そのレベルの謎。なんだ?ありゃ。
正直先行画像とか公開ゲネプロの映像の時点で「んんん?!?!」案件だったけどいやーーーー、すごいの見ちゃった。
あれでGOサイン出したのマジかって感じの衝撃でした。
事案だよあれは...。
周りの人間を白で統一してそこに1人鮮やかに色付いたクリスティーヌという印象をつけたいのかもしれませんがにしてもデザインがキテレツすぎました。
地下が工事現場
もうこれはしょうがないことだと思うので取り立てて言う必要もないかなとは思ったのですが、一応違和感を感じたよポイントとして残しておくことにします。
見出しの通りです。
地下が、というか正確には地上と地下を繋ぐ中二階的な部分(という演出だと思うたぶん)がめちゃめちゃ工事現場みたいだなと観ていて思ったのですが、そこを強力なスポンサーがついている宝塚と比較するのはあまりにも酷だと思ったのでこれ以上は書かないことにします。
ただやっぱり衣装にせよ、セットにせよ、宝塚の舞台で使用されているのは他ではなかなか見ることのできないクオリティーが高いものなんだなぁと改めて感じさせられました。
そりゃあちこちで衣装、小道具展示するだけありますわ。
歌詞が個人的に微妙
もうこれは宝塚版で慣れてしまった宿命というか、これも仕方のないことなのかもなと思いつつあるのですが。
やっぱり慣れない歌詞とリズムなので若干モヤッとするところがありました。
どうやら私はそれはそれ、これはこれと上手いこと分けて楽しめるタイプではなかったようで音楽に対して歌詞の語感の悪さみたいなものを感じることが多々...。
演者さんの歌声は素晴らしいのに曲の尺に単語が上手くハマってないというか。
引き合いに出すのも変ですが外部エリザではあまり感じなかったことなのでその外部エリザを観るような感覚で観劇したせいで余計にそう思ってしまったのかもしれません。
この繋がりで言うと『You are Music』も歌詞がだいぶ説明的だったのが印象に残りました。
これはFNSでも主演のお二人が歌ってらしたので比較がしやすいのですが、宝塚版と両方聴いていて思ったのは宝塚版はエリックの気持ち100%の歌詞で、外部版は歌の指導の延長という側面が強い歌詞だったなぁと。
歌指導の後エリックの気持ちという歌詞の流れでしたが初めからセリフ感の強い歌詞(というかほぼ曲に乗せてセリフを言っているようなもの)だったので「外部ミュ観てるなぁ〜!」という気持ちになりました。(?)
あと私が大好きな『What Will I Do』が宝塚版のあの場面で歌われなかったことが個人的に残念だったかなぁ。
三重奏もすごく素敵だったと思うのですが、ソロじゃない分エリックが何を言っているのか聴き取れず...1回の観劇で3人分しっかり聴き取るのは無理だったのでいつかどこかでまた聴けるかなー聴けたら聴いてみたいなーという感じです。
ただ宝塚版とは歌っている時のシチュエーションが違いすぎるのでもうほとんど別の曲と言っても差し支えないような気がしますが...。
あ、あとこれはちょっと横道に逸れる話なんですけど、ベラドーヴァの悲しみは『踊り』ではなくやっぱり『歌』で表現してほしかったなぁと個人的に思うんですよね...。
ちゃぴちゃんの踊りは素敵でしたけどファントムってあくまで『歌』がストーリーの主軸だと思いますし、歌手としても成功を収めたベラドーヴァの転落を歌で表現すればその落差がよりハッキリするのではないかなーと思ったり。
外部版ファントムの良かったところ
と、ここまで散々違和感ポイントを挙げ連ねてきまして、さすがにファンの方の恨みを買いそうなので最後に個人的に良かったなぁと感じたポイントをいくつかまとめようと思います。
一つは客席を巻き込んでいく演出!
あれはすごかったなぁ、開演前から演者さんが客席に降りてきてあそこまで観客に絡むのはディズニーぐらいでしか見ないんじゃない?っていう演出で純粋に楽しかった!
プログラムも買わなくていいかなーと思っていたけれど客席降りのお姉さんがかなり楽しい方だったので安定のご購入コースでした。
こういった演出は観客を作品に引き込む一番手っ取り早い方法だと思います。
客席降りもかなり多くてやっぱり演者さんが近くにくると舞台の立体感や臨場感があるなぁと思いました。
宝塚ではお芝居の中であそこまでの客席降りはほとんどないと思うので新鮮でした。
もう一つラスト、ファントムに追い詰められた伯爵が足を踏み外して中二階的な部分から落ち掛けるところ。
観た時は急展開すぎて「?!」となりましたが、いやーあれも外部ならではというか、男性が演じるからこそできる演出かもなぁと思いました。
伯爵、結構な時間宙ぶらりんだったのでだいぶヒヤヒヤしました。
あ、あとそれから歌指導の場面も長く尺をとってクリスティーヌの歌が徐々に上手くなっていくのをきちんと観客に見せる演出。あれ良いなぁと思いました。
宝塚版のように一気にビストロでバン!と成長した歌声を披露する演出も私は好きですが、外部版は時間の経過をより強く感じて、エリックとクリスティーヌが共に過ごした時間の長さがわかりやすくなっているのが良かったと思います。
これはいつか宝塚版でも観てみたい演出だなぁと思いました。
おわり
そんなこんなでそろそろネタも尽きたので『ファントム感想と比較』はおしまいにしたいと思います。
今度宝塚版ファントムの大好きポイントまとめた記事とか書きたいなぁ〜。
多分余裕で1万字とかいく。マジで好き。
あと下書きに溜まりに溜まった記事も年内に消化したいな(フラグにならないようにする)。
おもさげ